確認事項:初伝一日目


(正誤問題)

1 所有権は,財産権のうちのもっとも基本的なものであり,個人の生存に必要不可欠であるし,取引社会の基礎となるものでもあるから保障されている。

2 所有権を保障しているのは民法だけであり,民法206条が規定している。

3 一物一権主義には複数の意味があるが,そのうちの一つは,一つの物には一つの所有権だけが成立するのであり複数の所有権が成立するわけではないというものである。

4 物権法定主義とは,物権は法律で定められたものだけが認められるという原則であるが,条文上の根拠規定はなく,解釈によって認められている原則である。

5 物権の排他性とは,一つの物に一つの物権が成立した以上は,同内容の他の物権の成立は排斥されるというものであり,一物一権主義と同じ内容である。

6 所有権の内容は,自由な使用収益処分であり,民法206条に規定されている。

7 所有権の絶対性とは,所有権は絶対的に保障されるのであり,いかなる制約も受けないことである。


(論述問題)

1 所有権が保障されているのはなぜですか。
2 所有権は法的にどのように保障されていますか。
3 一物一権主義について説明してください。
4 物権法定主義について説明してください。
5 物権の排他性について説明してください。
6 所有権の内容はどのようなものですか。
7 所有権の絶対性について説明してください。